トンボ
2010/07/21
着物や帯のデザインは見立て、映しの宝庫です。当然ではありますが冬暖かく、夏は涼しくの、機能は律儀クリアーしています。
今日取り上げてみたのが、季節がら涼を求めた水辺の風景、蜻蛉と木賊(トクサ)です。帯のタイトルは「蜻蛉」です。
どうか想像してみてください、藍色、浅葱色、あるいは白地に絣がはんなり浮いている透け感のある
着物を身にまとい、この帯を結った背中のお太鼓の様子を。 ご自身も涼しけながら、図らずも居合わせた方々にも涼しい一服を感じていただける。和装のいいなあと思うところは、身につけたご本人のみならず、周囲も結果的に気遣いが行き届く点にあると思います。 日本民族の感性の結晶が意匠デザインとしてカタチになったものの一つが帯や着物に現れているのではないでしょうか。
我田引水と言われそうですが、これほどの深い志を、ただ着るためのものに投影し続けてきているこのような配慮は日本の職人の誇れる所作の一つだと思っています。
所変われば、蜻蛉のことを英語では、dragonfly(竜ハエ)とかdevil's derning needles(悪魔のほころびの針)などと言葉で見立てます。蜻蛉のどこにそんなイメージが潜んでいるのでしょうか。ワカラナイ。
九寸なごや帯

生絹(スズシ) 蜻蛉
博多織献上館にしむら販売価格 134,400円(税込)
参考:九寸なごや帯は仕立てが必要です。
博多織献上館にしむらでは、芯に使用する素材によりますが、
5,000円~7,000円でお仕立てを申し受けます。
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